カタログ研究部は、ディレクター、デザイナー、コピーライターから構成される通販広告専門のクリエイティブ部署。新客獲得、顧客育成を目的とした通販広告を制作しています。制作にあたっては、まずターゲットとなる消費者を鮮明にイメージ。コピー1本でも、市場動向、消費者心理、商品特性を徹底的に調べて、どんなターゲットに何を訴えるか?広告の方向性を固めてから、やっと書き始めるのです。
どうして消費者に満足していただけるかを優先するため、ときにはクライアント様のご希望とは異なる提案をすることも。しかし、それはクライアント様の売上に貢献したいという思いで、広告作りに情熱を注いでいるからなのです。
健康食品や化粧品、食品を取り扱う通販会社様の広告を制作しています。これらはダイレクトレスポンス広告と呼ばれ、何件の注文があったか、実施した反響が数字で分かるんです。新客獲得として、通販カタログなどに同封されるチラシを中心に、他にも新聞広告や折込広告を作っています。また、クライアント様の商品を購入されたお客様に送るフォローDMや冊子といった顧客育成ツールの制作など、通販にかかわる販促物を幅広く手がけています。
私たちは、個人の好き嫌いや感性だけに頼った広告は一切制作していません。通販広告は実施結果が数字で分かるシビアな世界。パッと広告を見ただけで、商品を購入したいと消費者に思ってもらう必要があります。そのためには、その商品の特性は何か?市場はどう動いているか?ターゲットとなる消費者のライフスタイルはどうか?などの調査を重ねます。「誰に向けて何を伝えるか」訴求ポイントを明確にした上で制作に取りかかるので、「研究部」と名付けられているんですよ。
反響が出る広告は、カタログ研究部だけで作り上げることはできません。ペンでは、「仕掛け(企画営業部)×媒体(媒体研究部)×表現(カタログ研究部)」のマッチングが結果を出すために必要だと考えています。つまり、クリエイティブの要素だけでなく、商品の売り方、実施する媒体選定も広告の反響を左右する重要な要因なのです。クライアント様の売上に貢献したいという思いを持ち、部署を超えた協力体制で、売れる広告作りに取り組んでいます。
通販広告を見た消費者が、一瞬で商品のメリットを理解できるようにデザインするのが、ペンのデザイナーの仕事。でも、いきなりデザイン作業には取りかかりません。通販広告の制作には、市場動向の調査や商品特性の理解が重要で、まずは「誰に何を」伝える広告かを明確にします。その上で、効果的に商品の良さを伝えるには?スムーズに注文へ導くには?などを考えながら、デザイン作業に入るのです。感性だけに頼らず、理論的に組み立てていくんですよ。
デザインした広告の反響が、注文数というリアルな数字で伝わるから、とてもやりがいを感じますね。商品の特性や市場の調査から、どんな広告にするかを考えるコンセプト作りなど、ゼロから制作に携われるから、反響がよかったときの達成感は格別ですよ。その分、毎回の制作には責任や苦労が伴いますが、自分で考え、確証を持ってデザインした広告で「消費者の心を動かせた!」という実感を得られるなんて、すごく魅力的で面白いと思いませんか?
通販広告のデザイナーには、消費者の購買心理を動かす「商品が売れる広告」をデザインするスキルが不可欠です。商品特性や市場動向からターゲット層を導き出し、どんなライフスタイルや趣味・嗜好を持っているかをイメージします。その想定したターゲットが、分かりやすいコンテンツ構成、見やすいレイアウト、コピーの大きさ、色は何かなどを考えます。だから、決して自分の感覚や好き嫌いではデザインしません。トーン&マナーなど基本スキルをベースにしながら、理論立ててデザインを組み立てる力が求められます。
入社後に通販業界の知識をはじめ、デザインのコツなどノウハウを学ぶ機会は豊富にあります。先輩社員も親身になって教えてくれるので、売れる広告を作りたいと、ガッツを持って取り組める方なら、きっと頑張れますよ!